介護職は利用者だけでなく、その家族や職員など、いろんな人と接する仕事です。
仕事では大きなやりがいを感じることができますが、ストレスがたまってしまうこともあります。

ストレスがたまりすぎると、介護に疲れた、もうやりたくないと、仕事を辞めたいと思う心理状況を作り出すきっかけになってしまうこともあります。
さらに酷いとストレスから病気になってしまうこともあるため、日頃からストレスをため込まないようにするということが大切です。

まず、介護職を続けて強いストレスを感じている場合、そのストレスの原因が何なのか原因を知ることから始めましょう。
自分がどんなことでストレスを感じやすいのか客観視することで、ストレスというのは案外減っていきます。
ただやみくもにストレスがたまっていると考えるよりも、ストレスの原因を知ることで、自分の怒りの原因を理解し、ストレスの緩和がしやすくなります。

もし自分のストレスの原因がわからないという場合は、他の介護職がどのようなことにストレスを感じているのか調べ、自分と比較してみてください。
それにより原因がわかることもあります。

ストレスの原因が仕事内容に関するものだった場合は、ストレスは一人で抱え込まず、問題をチームで共有することが大切です。
認知症患者を介護する時は、介護者を悩ませるような暴力、暴言が起ることがあるでしょう。
チームで問題を共有すれば自分にかかるストレスを緩和することができ、少しづつ気が楽に感じることができます。

また、介護職は利用者の体を持ち上げたり、移動させたりなど、体力を使う仕事ですが、ストレスを緩和させるためなら運動が効果的です。
介護職で疲れたといって、運動を全くしないのであれば、ストレスがたまる原因になります。
運動はストレスの予防、解消にも大きな効果があるので、生活の中に運動を取り入れることが大切です。