ストレスを感じるもととなるストレッサーや生じるストレス反応というのは個々人で異なります。
介護職が感じやすいストレスの中には、ケアがうまくいかない、あるいは失敗するなど、それによる落ち込みというものがあります。
基本的に真面目な人ほど、深く考えてしまうので、ストレスになりやすいです。
当たり前のことですが、まずは、考え込みすぎないようにすることが大切です。
落ち込みやすい人、考え込みやすい人は、もともとそういう傾向のある人と、一時的に落ち込んだり、考え込みやすくなる人の2タイプに大別できます。
後者の場合は、もともとは落ち込みやすい性格ではないといえます。
そのため、後者のほうが危険度は高いのです。
介護業界で活躍している人には、同業種の中で転職を経験している人も多くいます。
介護職を目指し仕事を続けている人は、高齢者に親近感を持っていたり、人とのかかわり自体に楽しさを感じるなど、適性要素を持っています。
しかし、長く続けているうちに、その人が持っている素質だけでは、どこかで限界がくるものです。
最初のうちは、落ち込むこともなく仕事ができていたのに、3年目以降、急に壁にぶつかってしまったという状況はままあります。
そして、そうした人は、仕事に満足できない、自信がない、落ち込んでしまうことが仕事中に生じていることに気づいていないことが多く、ストレスを感じていることすらわかっていないこともあります。
そのため、ますは自分の気持ちへの対処が必要です。